動画制作のポイント
MOVIE POINTS
思い出ムービー
思い出ムービー制作のポイント
PRODUCT
結婚式や卒業式、送別会などを盛り上げる「思い出ムービー」。思い出や歴史を映像にまとめることで、大切な記憶を鮮やかに彩り、いつでも振り返ることができます。
今回は、思い出ムービーを作る目的や活用シーン、制作の注意点、印象に残る思い出ムービーを作るコツなど、思い出ムービーの制作に役立つ知識を解説します。
POINT
1
思い出ムービー制作の目的
「思い出ムービー」とは、個人の大切な思い出や、企業の歴史などをまとめた動画のこと。思い出ムービーを作る目的には、以下のようなものが考えられます。
- ①思い出や歴史をまとめる
- ②想いを伝える
- ③自己アピールに使う
ここでは、目的ごとの概要と合わせてそれぞれの活用シーンを解説します。
1思い出や歴史をまとめる
思い出の写真にBGMや演出をくわえてスライド化する、もっともベーシックな思い出ムービーの形です。動画にまとめることで、短い時間でこれまで歩んできた道のりを簡潔に伝えることができます。
- 【活用シーン】
- ・結婚式のなれそめ紹介
- ・記念日用のプレゼント
- ・卒業式や送別会の余興
- ・入社式や社内イベント用の社史ムービー
- ・自分史
2想いを伝える
スライドショーにアレンジをくわえ、現在の心境やメッセージなどを収録します。動画にすることで、言葉だけでなく表情や間も伝えられるため、より大きなインパクトを観客に与えられるでしょう。
- 【活用シーン】
- ・プロポーズ用メッセージ
- ・ビデオレター
- ・終活ビデオ
3自己アピールに使う
活動歴や実績などを映像で紹介することで、テキストよりも印象的に視聴者にアピールできます。また、動画をWEB上にアップロードし、QRコードとひもづけることで、名刺などの印刷物からも動画へ誘導できます。個人の趣味の活動のほか、ビジネスでの活用もおすすめです。
- ・プレゼン前の自己紹介
- ・営業用のアピール動画
- ・個人のHPでの公開
- ・名刺からの誘導
POINT
2
思い出ムービー制作の注意点
思い出ムービーを自作する際、事前に頭に入れておくべきいくつかの注意点を解説します。
全体の尺を決めておく
結婚式やイベントなどで上映する思い出ムービーは、観客の集中力が続く時間内にまとめましょう。一説によると、人間の集中力は15分周期とされています。老若男女さまざまな観客が映像に集中できる時間を考えると、長くても10分以内にするのがおすすめ。一般的には7〜8分程度がベストとされています。
写真の枚数を決めておく
行き当たりばったりに写真を選ぶと、選定に時間がかかるばかりでなく映像の尺にも影響します。使用する写真の枚数はあらかじめ決めておきましょう。一般的に、写真の表示時間はテロップが読み切れる6〜8秒程度。7分程度の上映時間の場合、枚数は30枚前後に収めるのが良いとされています。全体の長さを考慮して、適切な枚数を検討してください。
会場の画面サイズを調べておく
上映方法や上映会場の機材によって、映せる画面サイズは異なります。会場のスクリーンで映像が切れてしまうということがないよう、事前に画面サイズを調べた上で制作を進めましょう。
著作権の手続きを調べておく
ムービー内で使用するBGMは、JASRACやレコード会社から許可をえる必要があります。結婚式場の中には事前にJASRACと契約を結んでいる場所もあるため、どんな手続きが必要かは上映場所に確認しておきましょう。
スケジュールを引いておく
思い出ムービーは、多くの場合上映する日時があらかじめ決まっています。上映日に間に合うように制作を進めるため、スケジュールは必ず引いておきましょう。特に、素材集めの期限や会場への納品日はスケジュールから漏れやすいため、あらかじめかかる期間や締切日を想定しておくことが大切です。
POINT
3
印象に残る思い出ムービーを作るコツ
結婚式や卒業式などで見かける思い出ムービーの多くは写真をはめこむフォーマットを使って作られており、動きのないスライドショーに終始しがちです。観客の印象に残すには、オリジナリティのある演出がキモ。ここでは、印象に残る思い出ムービーに仕上げるためのちょっとしたコツを解説します。
再現VTRを作る
二人の出会いやチームの思い出などを再現VTRにすることで、観客がストーリーに入りやすく、印象的なムービーになります。再現部分は本人が演じても盛り上がりますが、プロの役者に依頼することでムービー全体が一気にクオリティアップして見えます。
アニメーションを取り入れる
オープニングやスライド部分など、注意を引きたい部分にはアニメーションを取り入れるのが効果的です。アニメーションの制作経験がない場合、連続した写真をつなげて動かすGIFアニメーションがおすすめ。手軽に制作でき、手が込んで見えるでしょう。
サプライズインタビューをくわえる
スライドショーの途中や最後に関係者へのインタビューを挟むことで、流れに変化ができ、観客へのサプライズにもつながります。よりサプライズ要素を強めたいのであれば、「懐かしい恩師」や「引っ越した友人」など、インタビュイーの人選にこだわりましょう。
POINT
4
思い出ムービー制作の流れ
思い出ムービーの制作をスムーズに進めるには、やみくもに作り始めるのではなく制作工程を把握しておくことが重要です。ここでは、制作の流れと工程ごとの内容を解説します。
目的と使用シーンの確認
思い出ムービーはプライベートな内容を含むことも多いため、流す場所や見る人を意識して制作することが大切です。制作の前に、「どんな目的で誰のために作るのか」。「観客は誰で、どんなシーンで活用するのか」を明確にし、使用する写真やエピソードの内容を考えておきましょう。
コンセプトの設定と企画
目的が決まったら、動画のコンセプトと企画を練りましょう。「ふたりの歴史をさかのぼるタイムトラベル」というコンセプトであれば、「時代ごとにBGMや演出が変わる」など、コンセプトに沿った企画を考えます。コンセプトや企画は、オリジナリティのあるものほど観客の印象に残るため、自分たちらしいものを考えてみましょう。
台本・絵コンテ制作
企画を台本・絵コンテに落とし込みます。台本はいきなり書き始めず、まずは大まかな構成を練り、展開を決めたあとで、前後のつながりやセリフ、テロップなどの細かな内容部分を埋めていきましょう。
素材の準備
写真や手紙、BGMなど、思い出ムービーに使う素材を準備します。第三者から素材の提供が必要な場合は、素材が期日までに集まらないことも珍しくありません。素材の準備は時間に余裕を持って行い、素材が足りない場合の対応策も考えておきましょう。
撮影・編集
思い出の場所やメッセージ、インタビュー映像など、新たに必要な素材があれば撮影します。素材が集まったら、編集作業を行い、テロップやBGMなどの演出をくわえます。
POINT
5
特別な日を思い出ムービーで彩ろう!
たんに思い出を振り返るだけでなく、その日を迎えた感動や決意を大勢の観客と分かち合うことができる思い出ムービー。よりクオリティの高い映像で観客を驚かせたいなら、プロに依頼するのがおすすめです。動画パートナーは、定番のスライドショーからオリジナルムービーまで、思い出ムービーの企画・撮影・編集をトータルでサポート。特別な日を盛り上げる世界でひとつのムービーを制作します!
NEXT