動画制作のポイント
MOVIE POINTS
アニメーション
アニメーション制作のポイント
PRODUCT
「自社の事業をもっと親しみやすく説明したい」「老若男女、さまざまな人に認知してほしい」「他者と差別化した表現でインパクトを与えたい」。こんな要望もアニメーション動画なら満たせます。
本記事では、自社のマーケティングにアニメーションの活用を検討している担当者の方に向け、アニメーション制作の基礎知識や制作のポイント、注意点を解説します。
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アニメーション動画の5つのメリット
難しい説明をせず理解を促せる
実体のないサービスや、複雑な仕組みの商品を説明をする場合、ユーザーの興味を持続させるのは簡単ではありません。アニメーション表現は、こうした実態のないサービスを擬人化したり、商品のメカニズムをCGで解説したりすることで、難しい説明をせずに視覚から理解を促すことが可能です。
性別や年代を問わず興味を引ける
ポップなキャラクターやカラフルな配色のアニメーションは、子供から大人まで性別を問わず人の目を引きます。また、リアリティが求められる実写よりもエモーショナルな演出がマッチしやすく、感情に訴えかけることでユーザーの興味を持続させ、最後まで見てもらいやすくなります。
キャストのイメージに依存しない
実在の人物や芸能人を起用した動画は、ターゲットにマッチするキャスト選定の手間や、イメージ管理のリスクがあります。一方、アニメーションであれば、狙った層が求めるイメージをキャラクターや世界観で自在に表現することが可能。スキャンダルのリスクもありません。また、キャストに対するイメージが入らないことで、先入観なくサービスや商品を見せることができるでしょう。
狙ったイメージを自由自在に表現できる
荒唐無稽なアクションや、現実ではあり得ないファンタジーの世界など、リアルな撮影であれば膨大な予算と準備を必要とする撮影も、アニメーションであれば自在に表現可能です。また、表現手法自体も幅広く、ブランドや狙ったコンセプトに合った手法を選べます。
制作スケジュールをコントロールしやすい
実写動画の場合、ロケ地の選定、下見、許可取りに始まり、スタッフ・キャストのスケジューリングなど、多方面でのスケジュール管理が必要です。アニメーション表現であれば、キャストや各種スタッフのスケジュールに依存せずにクリエイティブに関わるスタッフのみで制作が進められるため、比較的制作スケジュールがコントロールしやすいのが魅力です。
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アニメーション動画制作の工程
アニメーション動画はスタッフの役割やスケジュールの動きが実写動画とは異なります。実写動画の制作に慣れていても、同じスケジュール感を想定しているとスケジュールにズレが生まれてしまうため、あらかじめ工程を理解し、工程ごとにかかる日数を予測しておきましょう。
企画
アニメーション動画を制作する目的とゴールを整理し、どんな企画にするかを決めます。
台本・絵コンテ
伝えるべきことをキャラクターやストーリーに落とし込み、台本を作成。背景や構図など、どのような画を作るかを絵コンテで細かく指示します。
アニメーション制作・編集
キャラクターや背景などを制作し、できあがった絵を動画ソフトで動かして、アニメーション化。素材を台本に沿って編集します。
音入れ・ナレーション(MA)
編集した動画に効果音やBGM、ナレーションを入れるMAと呼ばれる作業を行います。キャラクターの声が必要な場合は、アフレコを行います。
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アニメーション表現の種類
モーショングラフィックスや3Dなど、単にイラストを動かすだけでなく、多様な表現を使えるのがアニメーションの魅力。コンセプトや目的に合わせて、表現を使い分けるのがおすすめです。ここでは、さまざまなアニメーション表現とおすすめの使い方を紹介します。
イラストアニメーション
複数のイラストを連続して動かすことで動きをつけるアニメーション。アニメと聞いて思い浮かべる最も一般的なアニメーションはキャラクターを用いたイラストアニメではないでしょうか?ターゲットとなる性別や年齢によって作画を変えることで、さまざまな層にアプローチできるのが魅力です。
3Dアニメーション
その名の通り、CGで作成した立体的なキャラクターやイラストに動きをつけたアニメーションを指します。平面では再現できないリアルな3次元表現ができるほか、実際には撮影することができないものや場所を映像で表現できるのが魅力です。肉眼で見ることが難しい商品の内部構造を再現したり、まだ完成していない建物のイメージ映像を作成したりすることが可能です。
モーショングラフィックス
文字や写真などの静止画を加工し、動きを加えたアニメーションを指します。シンプルな動きでインパクトを与えられ、手間をかけずに制作できる一方、複雑な動きを表現するのには向かないため、オープニングタイトルなど、印象に残したい場所にピンポイントで取り入れるのがおすすめです。
インフォグラフィック動画
モーショングラフィックスの一種で、グラフやピクトグラムをアニメーション化したものを指します。データを視角的に表現するだけでなく動きが加わることで、視聴者の興味を引きつけることができます。数字を伝えることが多い、株主総会や採用イベントなどにおすすめの表現です。
ストップモーションアニメーション
被写体を少しずつ動かし、連続した静止画で動きを表現するアニメーションです。クレイアニメなどが該当し、アナログで温かみのある動きと世界観を作り込める点が魅力です。ブランドのコンセプトムービーやPR動画などにおすすめです。
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アニメーション動画制作の注意点
アニメーション動画を自社で制作する場合、最低限留意しておきたいポイントを紹介します。
通常の動画よりも制作期間がかかる
表現方法や動きの質・量にもよりますが、一般的なイラストアニメを制作する場合、1分30秒程度で2ヵ月ほどの制作期間が必要です。企画段階でどれくらいの長さの動画になるのかを決め、制作期間を逆算しておきましょう。
動画内のキャラの流用に注意
著作者の許可なく動画内のキャラクターを切り取り他の制作物に使用する行為は、著作権違反にあたります。動画を外部の制作会社や個人クリエイターに依頼した場合は、キャラクターの著作権所有者が制作者側であることが多いため、ロイヤリティを支払うなどして使用許可を取りましょう。
編集時にはマーケティングを意識
「SNSで拡散して潜在顧客をつかみたい」「求職者向けにサイトで公開してブランド理解を深めたい」など、制作する目的や公開場所、ターゲットによって、動画の長さや構成は大きく変化します。クオリティだけでなくマーケティング的な視点を持って適切な編集を行うことが大切です。
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アニメーションなら、多様な表現でターゲットの心をつかめる!
アニメーション動画は、多様な表現から自社の目的・ターゲットに合った手法を使い、観客の集中力を途切れさせず、エモーショナルにメッセージを伝えられます。また、子どもや若者にも親しみやすいため、幅広い層に届けたいときにも有効です。
一方で、制作には専門的な知識やスキルが必要になり、通常の動画よりもかかる労力やコストは大きくなるでしょう。クオリティの高いアニメーション動画を制作するならば、自社で内製するよりも制作会社に依頼するのがおすすめです。動画パートナーは、印象に残るプレゼン動画の企画から、撮影、編集までトータルでおまかせいただけます。